ROUND
FOUR ’18

BOBLへの道 第1章 完結

  • 2019.4.6
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH YUYA SHIMAHARA (P1, Film), KENICHI SUGIMORI (P2, P3), SHOGO JIMBO (P3)

本気度の変化
B.O.B.L.へ参戦して丸3年。未だに二輪免許さえ持たないディレクター神保だが、BOBL出場を機にサンデーレースでしか味わえないモーターサイクルの楽しみ方を知ってしまったことは言うまでもない。そもそもプロサーファー、石坂健のガレージに長らく眠っていた初期型スーパーカブを拝借することから始まった本企画。ボロボロだったスーパーカブをAnimal Boatの手よって生まれ変わったゼッケン50番のマシンだが、振り返れば3年前の初シーズンでは、本田宗一郎に敬意を表しオリジナルのフォルムを崩すことなく試行錯誤を繰り返していた。そして翌年より90番のマシンが加わり2台体制となる。2台になったことでチーム内バトルが勃発! それがお互いの腕を高め合うことに成功し経験値は飛躍的に向上。50番のマシンはさらに走行性能をあげるべく最終的にレーシング仕様へと大幅カスタムをするまでとなった。
一方、我々が参戦時に立ち上げたモバイルコーヒースタンド ToGo. は、モバイルカフェレーサーを謳ってライダーにも好評ではあったものの、本気で表彰台を狙い始めた3年目からは、レース1本に集中することとなった。

天国と地獄
そんな中、迎えた2018年最終戦。今回の舞台もBOBLではお馴染み、富士山の麓に佇む白糸スピードランド。事前のマシンセッティングは過去最高レベルといっても過言ではなく、スプリントレースの2クラスの表彰台も夢ではない。今度こそはと、ゼッケン50番の神保と90番の戸川がレースへ臨む。その一部始終を今回は特別に短編映像としてまとめたので、まずはご覧いただきたい。

日頃からモーターサイクルに乗り慣れているわけではない我々にとって、レース中は常にヒヤヒヤの連続。先を行くライダーをいかにして捕らえることができるかがバトルの醍醐味。一か八かの状況でおきたアクシデントではあるが、身をもって等身大でおくるリアルな映像をぜひ楽しんでもらえたら嬉しい。まさかの結果の後、本命の2時間耐久レースの模様へ次のページは続く。