RACING
VIBES

ケガニモマケズ 

  • 2021.7.17
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH MIE NISHIGORI

第二戦は京都遠征
モデルのマヤミチ(道木さくらまや)を迎えて新チームとなった本企画。実は第二戦はマヤミチが別の仕事で参戦が難しいと聞いていたのだが、エントリー締め切り直前に都合がついたとのことで、今回も一緒に走れることになった。第二戦の舞台は京都の近畿スポーツランド。京都の南、宇治の山頂にあるこのサーキットは、小排気量なミニバイク専用に設計されたユニークなコースが特徴。そのため、難易度が高く、我々は前日入りをして練習走行に臨んだ。

マヤミチ転倒により右足を負傷
前回の第一戦のフル出場を経て、オートバイレースでしか味わえないスリルと爽快さを体験したマヤミチ。我々が目的とするスーパーカブのピストンできた羽根つきトロフィー獲得にむけてさらなる挑戦が続く。今回のレースも前戦と同じく、マヤミチ、アシスタントディレクター、浅野嘉輝と、ディレクターの神保匠吾の3名でエントリー。第一戦のフィードバックを交えて3人で念入りな練習走行を実施。そんな中、スプリントレースを出走するゼッケン2番のマシンの練習を終えたマヤミチが、90番の耐久レースを走るマシンで練習していた時のこと。調子よく周回数を重ねていたのだが、キツいカーブが続く最後のヘアピンコーナーでフットスタンドを路面に接触させ、あえなく転倒・・・。ノーマル仕様の90番のマシンは、レーシーなバックステップにカスタムしたマシンとは異なり、コーナリング時にバイクを寝かしすぎてしまうとスタンドが地面にあたってしまう。すぐに担架で救護室に運び込まれたマヤミチは苦笑いではあるものの、転倒時にヒットしたと思われる右足の具合は芳しくなさそうであった。

実は骨折していた!?
一夜明けたレース当日、足首の激痛により午前中に行われたスプリントレースは、見送ったものの、局部に施したテーピングの効果もあって痛みは徐々に軽減。午後からのレースへ出走することに。歩くこともままならないマヤミチではあったが、レース本番のアドレナリンが後押しして、キレのある走りでチームを沸かせ、4時耐久レースを見事、3人で完走!結果は19チーム中6位。耐久レース中盤、一時は3位で走行する場面もあったが、常勝チームの追い上げに敵わず6位でのフィニッシュとなった。ちなみに、都内に戻って判ったことだが、マヤミチは右足を骨折しており、そんな状況下の中で果敢な走りを魅せてくれた彼女の有志は、後にも先にも今までになく記憶に残るレースとなったことは間違いないだろう。そんな4時間耐久レースの模様は、レース当日のインスタライブとして配信した中継模様をハイライトよりご覧いただきたい。

Special Thanks:B.O.B.L, ANIMAL BOAT, LEI SURF DESIGNS, CALMA, LEN KYOTO KAWARAMACHI, SEI KOZAKA and ALL BOBL RIDERS…