HORSE
POWER

電動オフロードバイク「CAKE」

  • 2019.2.2
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH CAKE (Cover, P1, P3), NAOKO AKECHI, SHOGO JIMBO (P2)

岡本亮という逸材
我々が今回のテストライダーとして声をかけたのはCALMAの岡本 亮。自身のアートブランドを立ち上げ、日本全国で矢継ぎ早にエキシビジョンを開催している岡本だが、BOBLのチームメイトでもあり、オフロードレースに精通する一面もある。岡本にとってオフロードとは自然の中を馬に乗って駆け巡ることと等しく、彼自身の創作活動のインスピレーション源にもなっている。そんな岡本こそ、絶妙な技量と等身大のバランス感覚を兼ね備え、Kalkのポテンシャルを測る上でまさに適任!
我々がストックホルムを訪れたのは11月中旬。通常なら氷点下に達するほどの寒さが予想されていたが、幸いにも天候が味方し10℃前後と東京の温度と大差なし。ストックホルム市街地にあるCAKEのヘッドオフィスを目指した。

ストックホルムの中心地にCAKEのヘッドオフィスはある。ビル前の私道にて、さっそくKalkの加速性能を披露してくれたCAKEスタッフのエディ。カジュアルでクラシックな装いのまま気軽に電動オフロードバイクに跨る彼をみて我々の期待が確信へと変わっていく。

走り込むほど景色が変わっていく
ストックホルムの街を見下ろすスキー場でKalkのテストライドを開始。限りなくライトウエイトに仕立てられた電動マシンの素性は、想像以上に扱いやすく、自然の中で一体感をもって走り抜くためにはもってこい。さらに、デジタルガジェットと同様に操作のコツを掴んでくると、まったく新しい世界が見えてくるのだ。走り込んでいくうちにどんどんとKalkを乗りこなしていく岡本のライディング模様を追って解説しよう。