待ち焦がれていた存在
ついに我々は自然と一体になることの出来るマシンを見つけた。それはスウェーデン生まれの電動モーターバイク『CAKE(ケイク)』。電気の力で動くこのオフロードマシンは、電動でありながら驚異的な軽さと、洗練されたスカンジナビアデザインを纏い、まったく新しいジャンルを切り開こうとしているモビリティだ。我々はかねてよりオフロードへの興味を示していたが、舗装された道ならともかく、オフロードという大自然の中に入っていく際、どうしても排気音を轟かせて走ることに抵抗を感じていた。そんな中ようやく見つけたCAKEへの期待を確かめるべく、我々は本拠地のあるスウェーデンの首都、ストックホルムへ取材に向かうことを決めた。まずは事前にリサーチしていたCAKEについてご覧いただきいたい。
CAKEのファーストプロダクションモデル「Kalk(カーク)」は、スウェーデンの ...[more]
車両重量はわずか69kg。通常のオフロードバイクに比べ3割も軽量。その驚異的な軽 ...[more]
通常のバイクならエンジンのある位置にリチウムイオンバッテリーがマウント。100V ...[more]
ハンドルバーの中央に備わるコントローラーで3つのライディングモードと3段階の回生 ...[more]
例えば、走行モードをエクセルと呼ばれるハイパフォーマンスモードにすると、テクニッ ...[more]
電動の優れている点は、クリーンで静かなこと。自然の中で遭遇した動物の群れも逃げた ...[more]
もしも太陽光パネルの電力を使ってチャージングできるなら100%ゼロエミッションを ...[more]
ガソリンはおろかオイルも必要としないKalkは、スタンドがなく倒したままでも何も ...[more]
百聞は一見にしかず
ざっと我々が調べていたCAKEの情報はこういったところ。果たして実際のKalkはどういったマシンなのか?すでにCAKEを取材していた友人のジャーナリストに尋ねるなどしてリサーチを重ねるにつれ、その期待は高まるばかり。量産モデル発売を目前に控え、日本へ入ってくることは時間の問題だが、それを待っていて時間がもったいない。そんな我々は、とっておきのテストライダーに声をかけストックホルムへ飛んだ。