ドラシューの次はサンダル
DT DRIVING SHOESから2年。シューズデザイナー、手嶋 慎の《MAKERS》より「DRIVING SANDAL(ドライビングサンダル)」が新登場。東京 浅草を拠点に古き良きレザーシューズを現代の視点で再定義するMAKERSは、卓越したレザーマテリアルの選定とそのチャレンジングな姿勢には、国内外に多くのファンを持つシューズブランド。あくまで日常履きのレザーシューズのあるべき姿を大前提に、きめ細かな靴づくりには定評がある。今回のDRIVING SANDALでは、クライミング用で知られるワラーチというサンダルをヒントに、MAKERSならではの素材選びとして、日本国内ではまだみることのないアメリカのオイルステアハイドを使用し、素足の履き心地をとことん追求。1足あたり4メートル近いというハンドメイドによる革紐は、強度としなやかさを兼ね備え、履きこむほどに馴染んでくるという。ソールには Vibram® の硬化スポンジをセレクトして耐久性にも優れる。そんな画期的なドライビングサンダルを我々は親しみを込めて“ディーサン”と呼びたい。
ルーツはメキシコにあり
ドライビングサンダルのモチーフとなったワラーチについて調べていくと、もともとはメキシコの先住民族が廃タイヤにストラップを通して独自で編み出した〈Huarache〉がはじまりにあるよう。その極めてプリミティブな発想と素足の感覚を味わえる履き物は、体幹を鍛えることにも役立ち、今となっては多くのミニマリストに親しまれるだけでなく、ストラップをよりシンプルにしたアウトドアサンダルとしてトレイルランナーに愛されているほか、90年代のNIKEの名作スニーカー「エアハラチ」もデザインこそ異なるがシューズ名からして、インスピレーション源になっていることがわかる。
運転のしやすさは素足にかぎる
一般的なドライビングシューズといえば、ソールが極端に薄く、踵のシェイプが特徴的だったりするのだが、以前、MAKERSとの「DT DRIVING SHOES」では、カーフレザーのアッパーとラウンド型のクレープソールという組み合わせという型破りなローファーでありながら、味わい深いドライビングフィールと品のあるスタイリングを証明することができた。そんなドライビングシューズをよりダイレクトに味わう決め手は素足にあった。今回のディーサンでは、素足が大前提であるように、どうしてもサンダルだとラフにみえがちな装いを、レザーと革紐による組み合わせによって、新たな次元へと導いている。ドライバビリティの観点からみても、素足の感覚のままペダルワークが可能になるので、これほどまでに運転に適したサンダルはないだろう。
代官山 蔦屋書店 ディーサン発表イベント開催!
ドライビングサンダルの発表を記念して、代官山 蔦屋書店にてポップアップイベントを開催。アートワークをヨコサカタツヤさん手がけ、デザイナー手嶋さんの愛車、ポルシェ・912を起用したスペシャルなビジュアルだけでなく、展示スペースでは、実車を用いたヨコサカさんによるインスタレーションを施した空間の中でドライビングサンダルをお買い求めいただける仕掛けに!
MAKERSのドライビングサンダル /// ディーサン
会期 2024年8月9日(金)~2024年8月29日(木)
場所 代官山 蔦屋書店 2号館 1階 クルマフロア
(東京都渋谷区猿楽町17−5 代官山 T-SITE)
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