ZZのプラットフォームをそのままに
旭化成が最新テクノロジーを搭載した次世代コンセプトカーAKXY(アクシー)を発表。旭化成は化学繊維などで知られる大手メーカーだが、大手自動車メーカーへのサプライヤーチェーンとして電子部品をはじめ、数々のコンポーネンツを供給している。今回のAKXYの発表を機に、新たなクルマ作りを提案するとのことだが、我々が注目している点は、AKXYの心臓部をTommykaira ZZのパワートレインをはじめとしたエンジニアリングを応用し、GLMが開発を担当。(つまりこのコンセプトカーは自走可能!)昨年のパリモーターショーで登場したG4がつい先日、東京でもお披露目されたばかりだが、今回のAKXYのスタイリングを担当したイタリア帰りの若きカーデザイナーを筆頭に、2019年にG4の量産化を目指す彼らの新たなフォーマットが世に送り出されたといえる。では、新豊洲の屋内ランニングスタジアムで行われた発表会をもとに紹介しよう。
リアに向かって流れるようなルーフラインと左右に水平方向へ延びるテールランプが、走 ...[more]
AKXYの開発を担当した藤墳裕次さんは、Tommykaira ZZをはじめとした ...[more]
発表会には、新豊洲の屋内ランニングスタジアムにG4の時と同様に多くの報道陣が詰め ...[more]
AKXYのデザインを担当した石丸竜平さん。イタリアのマセラッティよりGLMへ移籍 ...[more]
半マットを施したシルバーのボディカラーがフューチャーリスティックなムードへ導く。 ...[more]
AKXYには、27つもの旭化成の最先端技術が投入されている。その中には、金属に代 ...[more]
カーメーカーに参入?
GLMのプラットフォーム技術は、GLMのこれまでの開発ノウハウやモジュール化したプラットフォームと先鋭開発チームをもってすれば、カーメーカーでなくとも、オリジナルのEVを開発することが現実となる。どちらかというと、これまでブラックボックスとさえ思っていたクルマ作りに企業としても参加するのはありえない話になってきたことを意味する。ここ数年の間で、驚くべきクルマが誕生する日もそう遠くはないだろう。