DT 117Coupe*

DT117クーペ、ファーストモデル完成!

  • 2015.9.7
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH YUYA SHIMAHARA

イスズスポーツの全面協力を得て、遂に、DT 117Coupeのファーストモデルが完成。ヤレたベース車両からのスタートではあったものの、エンジンのオーバーホールをはじめ、エアコンや電装系といった各部のリペア、そしてインテリアにおいては、次世代マテリアル「ultrasuede®」を使って、我々が求めるテイストに1台まるごと仕上げることが出来た。
まだ初期段階であるゆえ、今後もアップデートを繰り返すことは間違いないが、さっそく記念すべき初期モデル『DT 117Coupe*』の成果をご覧いただこう。

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斬新なデザイン、厳選された素材、入念な仕上げ。
すべてに完璧を目指す名車の思想が、ここに集約されています。

これまでDRIVETHRUが、頑なに『いすゞ・117クーペ』にこだわって来たのは、類い稀な気品とフィロソフィーを、今も尚、感じさせるから。その証拠に、当時のカタログの中に、上記の興味深いキャッチコピーを見つけた。本プロジェクトでは、新車当時に謳われた117クーペのコンセプトに紐付き、現代のテイストへアップデートを試みた。ただ当時は、フラッグシップモデルに属するクルマではあったが、過剰にプレミアム感を演出するのではなく、あくまでシンプル且つニュートラルな存在であることを念頭においてきた。

斬新なデザイン
ジャスミンイエローのDTレンタカーをはじめ、発売当時、多くのカラーバリエーションを誇った117クーペ。色彩豊かな点も魅力の1つであるが、前述の通り、もっとシンプルに117クーペの斬新なデザインにフォーカスするため、モノトーンな世界観を作り上げることに的を絞った。

ホワイトのボディーカラーが各パーツのディテールにメリハリをつけてくれる。Cピラー、リアガラス、トランクリッドがリアエンドになだらかな線を描いて流れ込む独特なフォルムは、117クーペのデザインを特徴づけている。フューチャーリスティックなホイールのデザインがよりエッジを際立たせている。

厳選された素材
ボディー色のホワイトに対して、インテリアのカラーは当時のオプションには設定のなかったブラックへ変更。シートの素材には、東レの最新ハイテクマテリアル「ultrasuede®」を使用し、エコ素材でありながらも肌触りがよく、2015年版に相応しい居心地のよい空間を実現している。

ハイテク素材を使っても、あくまでヴィンテージカーであることを失わないためにウッドの純正ステアリングを採用。パワステを装備する本車両は、誰にでも気軽にドライブできるようトランスミッションはAT(オートマ)。電気系統から一新されたエアコンや、Bluetooth内蔵のサウンドシステム、撮影時には間に合わなかったが、ETCやナビゲーションも装備。どんなシーンでもコンフォータブルなドライブを可能にしている。

入念な仕上げ
クルマである以上、ちゃんと安全に走って停まることが最も重要。最終的な仕上げは、路上テストや高速走行といったイスズスポーツのプロによる走り込みが繰り返されている。DRIVETHRUチームも、我々が扱うDT度の高いクルマと乗り比べるなど、気になる点を随時ピックアップし、お互いにフィードバックを共有している。

DT度の高い車両と乗り比べても、DT117クーペの存在感は大きい。4人乗りであることや、想像以上に荷物が載ることなど、実用的な側面も持ち得ている。安全面を考えヘッドライトのロービームには、最新のクルマと同じくLEDを採用。

「Anyca」で乗れるDT 117Coupe*
本日より始まるDeNAのカーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」を使ってDT 117Coupe*をシェアすることが可能に。ぜひ、同サービスからご予約いただき、我々の取り組みの成果を体感してみてほしい。そして、今後もアップデートを繰り返すであろう本車両の開発にも協力いただければ嬉しい限り。まずは、Anycaをダウンロードしてみるといいだろう。ちなみにDT 117Coupe*の受け渡し場所は、南青山のCOMMUNE246前から。

DeNAが開発したまったく新しいカーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」。現在地から最短距離でシェアできるクルマを見つけることができる。もしかしたら、近所にDT度の高いクルマがあるかも!?
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▶︎▶︎▶︎https://anyca.net/car/11178