CAKEへの期待
スウェーデン発の電動バイク CAKE(ケイク)が遂に日本上陸。極めてミニマムなプロダクトデザインとeモビリティ特有な無駄のないメカニズムは、大自然や都市の中を新たなフィールドとして活躍するだろう。思えば、そんな CAKE の底知れない魅力を感じてストックホルムへ取材に訪れたのは5年前のこと。その時には想像さえ出来なかったモデルラインナップまでに成長。今回の日本上陸は、日本の電動モビリティの新たな歴史の1ページといってもよいだろう。軽量で洗練されたオフロードバイク Kalk(カルク)とオフグリッドやビジネスシーンにも特化したユーティリティバイク Osa(オッサ)。アーバンモビリティ Makka(マッカ)。さらに電動キッズバイク Go (ゴー)。日本ローンチのメディアイベントではようやくお会いできた CAKE の創設者でありCEO ステファン・イッターボーンさんによれば、電動バイクを通してサステナブルの在り方を提案しているとのこと。今春からオンライン限定で予約受付がはじまるとのことだが、プライスタグが想像以上に高額なこともあり、一部ではネガティブな意見も聞こえる。一方、これこそが現状の日本が直面してる国力の低下のようにも思える。円安や物価高が原因ともいえるかもしれないが、世界を目にすれば、日本が着々と後進国になりつつある証拠だろう。とはいえ、CAKEの徹底したカーボンニュートラルに向けたモノづくりの姿勢やアフリカでの密猟取り締まりといった eモビリティを使ったグリーバルなプロジェクトをみていると、彼らに学ぶことは大いにあるだろう。今後もCAKEの動きに注目していきたい。
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