ラスベガスで開催中の CES 2023 にて、BMWが i Vision Dee という名のコンセプトカーを発表。3ボックスセダンのクラシックな雰囲気でありながら、デジタル領域と先進テクノロージーをふんだんに取り入れたノイエクラッセ。中でも我々が注目しているのは、世界初となるフルカラー E Ink テクノロジー。BMWとE Inkの共同開発により、ボディ表面のePaperと呼ばれる特殊フィルムが、最大32色のマルチカラーを自由に表現。240のセグメントに分割されたフィルムは、独自のアニメーションプログラムによって瞬時に変化させることができるという。まさに七変化ならぬ三十二変化とでもいうべきテクノロジーの登場だが、こういったテクノロジーが現実のものとなった日には、塗装の概念も変わってしまうのだろうか。一方、BMWといえば、過去にアンディ・ウォーホルやフランク・ステラなどとのアートカーでも知られるように、E InkのePaperを駆使したデジタルアーティストとのアートカーにも期待ができそう。