クラシックミーツモダン
オートモビルカウンシル2023にて発表された AIM EV SPORT 01は、モデルベース開発などをおこなう《エイム》のコンセプトカー。日本を代表するカーデザイナー、中村史郎さんがボディスタイリングを手掛け、EV特有なガジェット感とは対照的に、クラシックミーツモダンなスタイリングを纏った注目のEVスポーツ。中村史郎さんといえば、2000年代の日産のリブランディングをカーデザインの側面から成し遂げた伝説的カーデザイナー。「GTR(R34)」や「フェアレディZ(Z33)」「キューブ(2代目)」など、明らかに当時の日産のデザインの流れに変革をもたらした人物。前身となる《いすゞ自動車》では、SUVの先駆けとなった「ヴィークロス」をはじめ、斬新なアイデアでありながらも、常に端正なスタイリングを導き出している印象がある。今回のAIM EV SPORTS 01では、単なるコンセプトカーとしてだけではなく、ツインモーターをリアに搭載して実走行が可能とのこと。今年7月に行われる グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード へ参加して、ヒルクライムへの走行を予定している。新たなJDMのはじまりとして世界を驚かせて欲しい。
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