ルーメット・ロングの広さは、およそ6畳。ベーシックな都内のワンルームマンションの広さにあたる。今回の企画にてJesusさんとBillyが、ルーメットの中で生活するために真剣にレイアウトを考えた結果、こんな風になった。
DRAWING: JESUS SALINAS (Anaglama) TEXT: SHOGO JIMBO
ワンルームの単身生活というと、経済的に余裕のない学生時代や社会へ出てまもない下積み時代だったりと、早く広い部屋に住みたいばかりに、必要最低限のミニマルな居住スペースの良さをあまり感じられなかったのではないだろうか。ルーメット・ロングのおよそ6畳の空間は、所謂、茶室よりもほど広く、ノマドなライフスタイルを望む人にとってうってつけとなるクルマ。もしも移動したければ、ルーメットを引っ張ってもらえば、部屋ごと引っ越しできてしまう。いつでも、モバイルライフが実現できるのだ。
さて、ヘスースさんによるTokyo Mobile Lifeはというと、彼の考案するレイアウトが完成したので、早速、見てみよう。
上図は、進行方向に向かった前方部分には、エアコンとエアコンの屋外機の凹みがあるので、折りたたみ式のデスクを兼ね備えたウッドシェルフを設置。コンパクトながらブックシェルフやワードローブ、サウンドシステムを配備予定。
ルーメットの中央部分の両サイドには、キッチンワゴンとベッドを配置。左右の巨大な開閉式のガラス窓から自然光を浴びて、一休みするもよし料理をするもよし、外の風景に飽きたら移動すればよし。モバイルライフの醍醐味を感じれる場所だ。
今回のルーメットのバックスペースには、バスルームを制作予定。1枚の壁を新設して、電気式のポータブルトイレと簡易的なシャワーを完備。おそらく本プロジェクトの中で技術的に最もハードルが高くなりそうな予感大だ。いくら何でもDIYで防水処理を施すまでちゃんと完結できるのか?
例えば、ルーメットのアウトサイドスペースには、ウッドデッキや植物を並べるなどすれば、使い方は無限大に秘めていそう。まずは、よりよいパーキングスペースを見つけることがカギになりそうだ。