DRIVE THRU、記念すべき最初のプロジェクトに選ばれたのは、ハイスペックなスーパーカーやオールマイティなSUV、または驚愕な燃費を誇るエコカーではなく、そもそもエンジンさえ持たないキャンピングトレーラー「ルーメット」!
PHOTOGRAPH: YUYA SHIMAHARA, TEXT: SHOGO JIMBO
神奈川を本拠地を構えるクロコアートファクトリーが生み出したルーメットは、MADE IN JAPANのキャンピングトレーラー。どこかエアストリームを彷彿とさせるレトロなデザインでありつつも、スポーツカーに通ずる軽量化を突き詰めたボディ設計によって、驚くほど軽量に仕上がっている。そのため、牽引免許は必要なし! さらに断熱処理を施した車内空間には、キャンピングカー用のエアコンを使わずに、住宅用のエアコンを完備。開発時の度重なるロードテストの末、最も丈夫で快適に過ごせる上に経済的だったのは、家電量販店で販売している住宅用のエアコンだったとか。なので、一般家庭の100Vの電源を供給さえすれば、どんな環境でも快適に過ごせるという。
ならば、ルーメットの中で住んでみましょう!
DRIVE THRUでは、このルーメットを使って実際に都内で生活してみたいと思います。プロジェクト名は名付けて『Tokyo Mobile Life (トーキョーモバイルライフ)』。
今回使用するルーメットは、2013年式ロングの最もベーシックなモデル。昨年まで海の家として逗子海外でバー営業をしていた車両をスケルトンにした状態がこんな感じ。
クルマというより動く家に近い?
進行方向にむかった前方部分。中央上部には三菱電気の家庭用エアコン「霧ヶ峰」が備わる。その下にあるボックスは屋外機。バー営業時は、ここをテーブルとして使用していたという。曲面に包まれた独特な空間だ。
進行方向むかって後方部分。左右に2つまる丸い凹みはリアランプの裏側。後方と左右にあるガラス窓は、90度開閉することができて使い勝手よし。フローリングの床とグレーの床の境目に、バー営業の時のカウンターが設置されてあった。
これからDRIVE THRUがお届けするTokyo Mobile Life。まずは、本企画にぴったりのプレイやーを紹介予定。ではお楽しみにー!
LOCATION: HOXTON STUDIO, SPECIAL THANKS: CROCO ART FACTORY