ルーメットの中で過ごす夜は、テントの中で過ごすキャンプとはどこか印象が違う。ちょうど、この日はアナログのプロジェクターで観た映画もあって、不意にその違いに気がついた。それは、これまで映画や小説の中の世界でしかなかったキャンピングトレーラーでの暮らしが、いつの間にか実現しているからなのだ。そう考えると、前にどこかで読んだはずの小説の物語を探して今夜も遅くまで読み更けてしまいそうだ。

PHOTOGRAPH: YUYA SHIMAHARA, TEXT: SHOGO JIMBO

LOCATION: HOXTON STUDIO