NEW
STORY

BOBLへの道 シーズン2はじまる

  • 2021.4.9
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH MIE NISHIGORI

目指すはトロフィー獲得のみだが
2018年の最終戦を最後にしばらく充電期間に入っていた我々だが、その間も時間さえあれば興味をしめしそうな友人や関係者を連れてレース観戦に足を運んだり、2020年最終戦では、20代のメンズ即席チームを結成し、新体制と称してトライアル参戦を果たすも、肝心の2021年の開幕戦は、各々のライダーの諸事情もあってチームは自然消滅。2021年の参戦はもはや絶望的かと思えたBOBLエントリー締め切日当日。予想外なところから新体制チームが誕生した。

DRIVETHRU初の女性ライダーが誕生!
モデルのマヤミチ(道木さくらまや)。実は数年前の東京モーターショー取材に協力してもらったことのあるファッションモデルだが、つい先日、彼女自身のクルマの購入の相談にのっていたところ、よく考えると大型二輪免許を持つ彼女は根っからの二輪好き。何よりモーターサークルカルチャーをもっと幅広く発信したい思いがあることを思い出し、BOBLへの参戦を持ちかけたところ、二つ返事で快諾!
そうと決まれば、レース未経験のマヤミチを連れて、強化合宿的な練習走行を実施。マヤミチが乗るのは、ゼッケン2番のレーサーカスタムを施したホンダ・スーパーカブ。今も庶民の足で親しまれるスーパーカブとはいえども、60年代のヴィンテージマシンの独特な操作性や、レーサー仕様のマシンを乗りこなすのはそう簡単ではない。大型二輪免許を持つマヤミチの吞込みの早さは抜群ではあったものの、レース前日の練習走行中にてコーナーをオーバースピードで曲がりきれずに転倒。大した怪我こそなかったが、それからというもの、恐怖感を拭えない走りが続いていた。

トラウマを引きずったまま迎えたレース当日
午前の練習走行中にスムーズなシフトチェンジのコツを覚えたこともあって、徐々にマヤミチの表情に晴れ間が見えてきた。その後すぐに迎えたコース7周の着順を競うスプリントレースにて、マヤミチの覚醒がはじまる。生まれて初めてのレース本番とスプリントレース独特の緊張感に包まれたスタートでは、さすがに出遅れはしたものの、人生初のオーバーテイクに成功!レース本番でしか味わうことのできないモーターサイクルの魅力をすぐに堪能することができた。それからというものマヤミチの表情が様変わり。2時間耐久レースでは、ノーマル仕様のゼッケン90番のマシンを駆って、アシスタントディレクター、浅野嘉輝とディレクターの神保匠吾が加わり3名で出走。耐久レースの模様は、レース当日のインスタライブとして配信した中継模様をハイライトとしてご覧いただこう。

Special Thanks:B.O.B.L, ANIMAL BOAT, LEI SURF DESIGNS, CALMA, UTIDE, FASR LANE, SEI KOZAKA and ALL BOBL RIDERS…