Beat it!

ビートが刻むDT度

  • 2015.6.2
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH YUYA SHIMAHARA

世の中には数えきれないほど様々なクルマがある。ふと気になって国内に登録されているクルマの台数を調べてみると、その数、およそ8千100万台※2015年2月現在。日本の人口がおよそ1億2千万人と考えると、人口の半分以上ものクルマが国内に存在することになる。スゴい数だ。
TEXT : SHOGO JIMBO

ただ、この中にDRIVE THRUが気になるクルマというのは、一体どれくらいあるのだろうか? 幸いにも今まで、多くのステキなクルマと出会うことができたが、この先もこのままとは限らない。また、これまで我々の五感に響くクルマを “DT度” として表現してきた。しかし、多くのプロジェクトで気鋭アーティストとコラボレーションを重ねるうちに、果たして漠然としたフィーリングでクルマ単体を表現し続けるのは、いささか無責任に思えてきた。そろそろDRIVE THRUには、ベンチマークとなるクルマが必要なことに気づいたのだ。

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PHOTOGRAPH : TAKASHI TOGAWA

そこで前述の8千100万台のクルマの中から適役を見つけることができた。

『ホンダ・ビート』

90年代前半にホンダから発売されたオープン2シーターの軽自動車。軽とはいっても、オープンカーであることはもとより、ミッドシップに収まるエンジンなど、決して侮ることはできない1台。

本プロジェクトでは、このビートをさまざまなフィールドに持出し “DT度” の示す意味を紐解くプロジェクトとして始めたい。まさしくプロジェクト名は『BEAT IT!』。このタイトルをどう受け止めてもらえるかは、あなた次第だが、きっと期待を裏切らない新企画となることだろう。では、次回お楽しみに!