Taro Okamoto Award

「芸術は石焼イモ!!」YOTTAが岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)大賞を受賞!

  • 2015.2.2

デコトラ仕様のセンチュリーで石焼きイモを販売するアーティスト「YOTTA」が、700点近い応募の中から見事、第18回岡本太郎現代芸術賞展、大賞を受賞! 岡本太郎の「芸術は爆発だ!」ならぬ「芸術は石焼イモだ!」を証明してくれた。COMMUNE246のMobile ShowcaseでコラボしたDRIVE THRUとしては、自分達のことのように嬉しい受賞だ。ノミネートされた27作品の中には、金時だけでなくクルマをモチーフにした作品など興味深い作品も多く受賞。では、本日の授賞式の模様をお届けしよう!

PHOTOGRAPH: YUYA SHIMAHARA, TEXT : SHOGO JIMBO

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川崎市岡本太郎美術館の前に現れたデコチュリー「金時」。行灯がアップデートしていることがわかればかなりの金時通だ。和服の女性と並ぶと、いつの時代かわからなくなる。

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岡本太郎が背後で見守る(?)ステージで受賞されるYOTTA。受賞時間が夕方だったため、いつもなら石焼イモ売りの出動の頃だと冗談を言う2人。この写真だけみるとコントようだ!?

鳴門金時の箱で作られたライブビューイングブース
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YOTTAの金時は、美術館やギャラリーを飛び出した移動販売こそが真骨頂ゆえ、美術館の中に金時を展示するのではなく、ライブビューイングのブースを設置。過去のアーカイブと共に、販売中の模様を美術館から覗くことができるのだ。

DRIVE THRU度高しなその他の受賞作品
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金時に負けず劣らずなインパクトだった特別賞を受賞した江頭誠さんの『神宮寺宮型八棟造』。木と発泡スチロールをフレームにしたリンカーンの霊柩車は、よく見ると全面、毛布に覆われている。故人の死を連想させる霊柩車の冷たいイメージが、どこか毛布で暖をとった記憶など、不思議な感覚を呼び起こさせる作品だ。

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同じく、特別賞を受賞した藤村祥馬さんの『どれいちゃん号』。誰しも経験した事のあるはずの下校時のカバン持ちを回避することの出来るマシンだ。ママチャリ前方に備えられたマネキンの足の上部には、複数のランドセルを担ぐことができる。さらに自転車後方では、カバン磨きまでできるという代物だ。実際の走行も可能で、その模様はぜひ美術館内のモニターでご覧いただきたし!

DRIVE THRUでは、再びYOTTAにCOMMUNE246へお越しいただき Mobile Showcase を実施予定。となると、岡本太郎美術館とライブ中継をおくることになるのでは!?お楽しみにー!!!

第18回 岡本太郎現代美術賞展
会期:2015年2月3日(火)〜4月12日(日)
場所:川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html