グローバルなクルマ作り
Apollo Future Mobility Group が発表したプロトタイプ「G2J」は、ドイツで2年に渡って開発されたEVスポーツモデル。スーパーカーを凌ぐスペックの “ハイパーカー” で知られる Apollo が、EVモデルのラインナップを検証する上で、プロトタイプとして生まれたスポーツモビリティ。デザインを手掛けたのは、Fortmarei の石丸竜平さん。ハイパフォーマンスなエンジニアリングを裏付けるべく、エクステリアデザインにはジオメトリックなボディシェイプで、これまでの石丸さんがデザインしてきたモデルの中でも、極めてフューチャーリスティックな印象。インテリアには、大胆な曲線美を描いたコックピットでありつつも、必要最低限に配置されたスイッチ類や、クラフトマンシップ感じるレザーマテリアルを用いたクラシカルな要素が盛り込まれた空間に。実走行可能な G2J のパワートレインには、石丸さんの古巣でもある京都の GLM のノウハウとEVプラットフォームがベースとなり、国内外のグローバルなコミュニケーションによって開発されている。開発プログラムには、カーボンファイバー構造の高度なテストが組み込まれるなど、近い将来のテクノロジーショーケースとしての一面も担うようだ。京都を拠点にグローバルなクルマ作りが着々と始まっている注目株な一例といっていいだろう。