京セラがコンセプトカー2作目となる「Moeye(モアイ)」を発表。本作ではフルスクラッチの開発により未来のモビリティ像を鮮明に表現することに成功。デザインを手がけたのは、2018年にデザインスタジオFortmarei(フォートマーレイ)を立ち上げた石丸竜平さん。今回 “時間” をデザインテーマに、一見、クラシカルなデザインではあるものの、車内に乗り込めば、ステアリングさえ見当たらず、完全自動運転を想定した仕様となっている。中でも光学迷彩技術を応用したダッシュボードは、前方の風景が映像となって映し出され、新たなモビリティ体験を実現。光学技術の要となるカメラは車体の随所に搭載されるが、現代的なデザインアプローチによって目立たずに処理されている。本作では、いつの日か自動運転が現実なものになった時、クルマが単なる移動手段にならないように京セラが警鐘を鳴らす1台。素直にエールを送りたい!