CABARET TAXI

東京の街を駆け抜ける「元祖・キャバレータクシー」

  • 2016.1.21
  • TEXT KEI TAKAKUWA
  • PHOTOGRAPH MASARU TANAKA

『DT TAXI』と題して、昨年わずかながらお届けしたタクシープロジェクト。今年から『TAXI BOY』にプロジェクト名を改め、わたくし高桑啓がレポートさせていただこう。

記念すべき第一回は、葛飾区にある『堀切交通』を訪問。タクシーに乗るなら、ドライバーの愛情たっぷりな1台に乗りたいと思う私を、ひときわ黒光りしたクラウンがアツく出迎えてくれた。

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堀切交通は、緑色のボディでお馴染み「東京無線グループ」に所属。車両台数は全部で41台と、比較的小規模なタクシー会社。とは言え、TAXI BOYのみならず、国産セダン好きをも唸らせるドレスアップタクシーが数多くラインアップしている。

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堀切交通のドライバーのひとり、ヨッちゃんは、タクシーカスタムのパイオニア。営業車とは思えぬ太さのタイヤを履かせるだけでなく、ドアの縁には7色LEDを装着。トヨタ・クラウンに並々ならぬこだわりをみせる本人曰く、“元祖・キャバレータクシー”と冗談交じりに言うが、ただのドレスアップ車両ではなくタクシーならではな機能が満載。

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例えば、バンパーに施されたアルミモール。ほぼ毎日、“路上”という名の戦上で過ごすタクシーにとって、事故はあってはならない出来事。しかし、一般車に比べ圧倒的に走行距離の長いタクシーは、事故はもちろん、ちょっとした車両破損にあう確率も高い。そこで、このモールでバンパーを保護しておけば、ちょっとした傷が付いてしまっても張り替えるだけでOK!しかも、アルミモールのおかげで、より一層クラウンへの愛着も増して安全運転を心がけそうだ。ところで、黒の革ジャンにシルバーのスタッグをつけてるようなオシャレに見えてしまうのは私だけだろうか?
更に注目すべきは、リアドアを彩る7色のLED。これはドア開閉の際に、後方からの自転車巻き込み事故を未然に防ぐためのアイデア。黒いボディゆえに暗闇ではかなりの機能を発揮する。(ちなみにドアにLEDを付けたのは、ヨッちゃんが葛飾区で1人目とのこと。)

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こちらは東京無線カラーのナイスなカッターナイフ。主に配線などのカットに使用するとのこと。さりげない大人なコーディネートがTAXI BOYの男心をくすぐる。

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堀切交通のさりげないこだわりは、車両そのものにも感じられる。例えば、写真の手前のタクシー。なんと、東京無線カラーの車両では1台だけのトヨタ・クラウン セダンのハイグレードモデル。エントリーグレードに比べてバンパーがほんの少しフロントへせり出していて、プレミム感を演出したデザインになっている。(この違いが分かる方はかなりマニアック!)

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一見、街を走るタクシーはどれも同じようにみえるけれど、堀切交通のようにこだわり抜いたタクシーも実はたくさん走っている。
というわけで、キャバレータクシーをもしどこかで見かけたら、迷わず手をあげて拾ってみて欲しい。乗車中は、TAXI BOYの話でドライバーさんと花を咲かせたり!?

では、また次回もTAXI BOY 高桑をアツくさせるタクシーをご紹介しよう!お楽しみに!

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