Round1

BOBL 2016 ラウンド1

  • 2016.6.22
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH YUYA SHIMAHARA

我々にとって初めてのレース企画は、ヴィンテージ・カブで行うレースイベント「BOBL」への参戦。前回お伝えした通り、あっという間にベースのマシンは仕上がり、その後、シェイクダウンを兼ねた事前の練習走行には、何とかレギュレーションに沿った革ツナギの入手に成功。サイズがかなりタイトすぎるのは仕方ないとして、デットストックのナイスな1着をゲット。さらにゼッケン番号もニュートラルなスタンスを尊重する我々を表現すべく、フィフティーフィフティーにちなんだ「50番」に。これで準備万端! 初戦は絶好の晴れ舞台になりそうだと想像していたところ・・・

そんな期待とは裏腹にレース当日の天気は雨・・・
レースが行われる白糸スピードランドは、天気が良ければホームストレートから見事な富士山をみることができる。だが、当日は終日、雨雲に富士山は覆われたまま。とはいえ、今年、最初のBOBLラウンド1は予定通りに決行。レース経験はもとより自動二輪の免許さえ持たないディレクターのわたくし神保を中心としたDRIVETHRUチームは、頑なセーフティードライブに徹する作戦を展開。ウェットな路面で、無理をしないという姿勢を貫きつつも「果たしてコレはレースなのか?」という自問自答を繰り返しながら、短距離スプリントレースと2時間耐久レースを無事に完走。高速マシンに終始、抜かれっぱなしという“ウサギとカメ”とも言うべきレースを身をもって体感。ただ、カメはカメのままであったことは言うまでもない。では、その一部始終をご覧いただこう。