Singer Vehicle Design が70年代のポルシェ930ターボを思わせるスタディモデルを発表。ウルフブルーのボディカラーとサンドベージュのインテリアの組み合わせは彼らにしては、やや控えめなフィニッシュにも思えるが、ポルシェ911の964モデルをベースにカーボンファイバーのボディワークや、本来の930初期モデルは4速だったはずだが、6速マニュアルに進化するなど、シンガーならではなモディファイが数多く加えられている。中でも驚かされたのは、930ターボのアイコンのひとつ、リアオーバーフェンダーに備わるストーンガードフィルムをエアインテークに再定義。こういった点は彼らのエンジニアリングの鋭さを裏付けている点だろう。このターボスタディは、今年6月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてデモラン予定。すでに70名を超えるオーダーがあるようだが、新たなレストモッドの金字塔になりそうだ。