AIR4

空飛ぶキャトル

  • 2021.11.27
  • TEXT SHOGO JIMBO
  • PHOTOGRAPH LIONEL KORETZKY, MATHIEU CESAR

新たな道は上空に?
これはジョークでもなく本当の話。ルノーのベストセラーモデル「4(キャトル)」が誕生60周年を記念してコンセンプトモデル『AIR4』を発表。今やマイアミやマカオにフラッグシップショップを持つモビリティ・デザインエージェンシー TheArsenale とのコラボレーションによるものだが、彼らによると、AIR4 はフランス初の空飛ぶクルマであり、リアルな e-VTOL とのこと。e-VTOLとは、“Electric vertical take-off and landing” のことで、垂直離着陸が可能な有人ドローンを指す。そのため AIR4 にはホイールは存在せず、その代わりに2ブレードの4つのプロペラを電気で駆動させている。カーボンボディとおぼしきボディにはドアがなく、ドライバー?それともパイロットは、ボディを戦闘機のように持ち上げてキャビンにアクセスできる。レトロなアイコンとして印象の強いルノー・4ではあるが、陸・海・空のハイエンドなモビリティシーンを開拓する TheArsenale らしく、まったく新しい解釈のデザインに落とし込んでいる。ちなみに TheArsenale のファウンダー Patrice Meignanは、過去にGUMBALL 3000にルノー・4をクリオ・ルノー・スポール V6のエンジンを乗せたカスタムマシンでガンボーラーに輝いている。

 

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