R-2 ‘17

酸いも甘いも噛み分けた第2戦

  • 2017.7.19
  • TEXT DRIVETHRU.jp
  • PHOTOGRAPH YUYA SHIMAHARA

4月の開幕戦から早2ヶ月
早朝から60名近くのエントリーライダーが集結し迎えた第2戦。前回の第1戦では、スプリントレースでノーマル50ccクラス・Bで、ディレクター神保が3位表彰台を獲得。2時間耐久レースでは、神保・土屋ペアのゼッケン#50番のマシンがクラッチ不良によりまさかのリタイア・・・。一方、戸川・小山田ペアによるゼッケン#90番のマシンは安定した走りで完走を果たした。
今回の第2戦目では、前戦のメカニカルトラブルに見舞われた原因も解消し万全の体勢で臨む。そんな我々の意気込みに天候も応えてくれたのか降水確率ほぼ100%の天気予報だった当日の天気は、奇跡的な曇り空の下で行われることとなった。

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レース規定の車検を早々にパスした後、タイヤの空気圧をチェックする岡本亮。後方は嘉義拓馬。2人とも耐久レース走者のため、まだ革ツナギに着替える前。

スプリント予選と負傷者発生
いつもの通り、午前中はコースを7周を駆け抜けるスプリントレースが行われる。出走するのは#50番の神保と#90番の戸川。早朝の雨がまだ乾ききれずに若干ウェットコンディションのまま始まったノーマル50ccクラス予選は、2人とも転倒を恐れた控えめな走りで難なく完走。いまいちレースのスイッチが入らなかったと本人たちはいうが、応援する方は何とも言い切れない様子。一方、路面の状況やマシンの状態は刻々と良くなっていきレースプログラムは午後の本戦へ突入。その前に1時間の練習走行が行われる。見る見るうちに乾き始めた路面に、耐久レース走者の小山田サトル、岡本亮、嘉義拓馬の3人が練習走行を開始。事前の情報や神保・戸川のフィードバックを基に3人のタイムはグングンと伸びていく。ライン取りや変速タイミングなど、どんぐりの背比べというべきレベルのメンバー同士の感覚は共有されやすく、如実に走りに反映されていく。好タイムを続々更新していた中、嘉義が鬼門のヘアピンコーナーで転倒・・。自力ですぐに立ち上がれはしたのだが、どうも右足を引きずっている模様、、、

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午前のスプリントレース予選を終えベンチに戻る神保と戸川。路面が乾きはじめているのが分かる。この後、お昼の練習走行へ耐久レースへの出場走者が走るのだが、、、