The One
Moto Show

ワンモトでみるカスタムバイクの行方

  • 2020.4.25
  • TEXT SHOGO JIMBO, YOSHIKI ASANO
  • PHOTOGRAPH YOSHIKI ASANO

カスタムバイクの最前線はココにあり
全米随一のクリエイティブタウン、ポートランドで行われるカスタムモーターサイクルイベント「The One Moto Show(以下、ワンモト)」。数年前にも何度かレポートしたことのあるワンモトだが、ジャンルレスな視点で世界中から次世代なファンを集め今年で11回目を迎える。今年はこれまでのアンダーグラウンドなウェアハウスから一転し、ポートランド屈指の規模を誇るイベントスペースにて3daysにて開催。スケールが大きくなったからといって、コアな要素が薄まったと思うことなかれ! カスタムバイクのエントリーをはじめ、ライブやダートレースなどコンテンツが盛りだくさんとなってパワーアップ。中でもエレクトリック・モーターサイクルをベースにしたビルダーが目立ち始めたことに注目したい。では、会場内でみつけた注目のマシンをピックアップしたのでスライドショーよりご覧いただきたい。

電気とガソリンの共存
ワンモトにエントリーするビルダーのマシンは、いわゆるモーターショーのショーカーほど近寄りがたいわけではなく、かといってストリートで見かけるほど身近なものでもない。そんな絶妙な緊張感と、多彩なビルダーがマシンに込めたメッセージをうまく汲み取って味わえるのがワンモトの魅力。きっとそれはワンモトをオーガナイズするSEE SEE Motorcyclesの影響力が大きい。ポートランドに構えるSEE SEEのショップへ足を運んでみると、モーターサイクルを愛するコミュニティにとどまらず、ポートランドのローカルに根付いたジャンルレスな幅広い客層や気鋭のクリエイターとのハブとなっており、ショップのカフェはいつも賑わっている。こういったカルチャー発信基地としてのバックグランドを持つ彼らをリスペクトする者は多く、大手メジャーブランドがイベントにスポンサードしているのも納得がいく。
今回のワンモトでみられたガソリンエンジンとエレクトリックモーターの二つのカスタムスタイルの共存は、世代を超えるコミュニケーションとして、今後、もっと大きなムーヴメントになりつつあるように思えてならない。そう思えるのもきっとポートランドの街に息づくクリエイティブな感覚が予感させてくれるのだろう。

The One Moto Show
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