KATERS Genkai-Go

花道家、上野雄次とケーターズの花いけ限界号、遂に完成!

  • 2015.5.3

怒濤のわずか2日間の短期間で、Katersの花いけ限界号、遂に完成! 予想を遥かに超える完成度の高さと上野さんのパワフルな花いけには、スタッフ共々、終止圧倒され続けていた。これからまだ続く、DRIVE THRUとKatersの取り組みの第一弾として本バージョンをKaters Genkai-Go(ケーターズ限界号)と名付けたい。
PHOTOGRAPH : YUKO KOTETSU TEXT : SHOGO JIMBO

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見よ!この男前なホンダ・バモスを!もはや軽自動車だからといって侮れないだろう。レニングラード・カウボーイズのようにルーフの上に堂々と上野さんの花いけオブジェが鎮座している。自然界で生まれた木々の曲線美を生かしてカタチ作られたオブジェは圧巻そのもの。ただ単に器用さゆえに出来るものではなく、並外れた感性と生け花の経験が作り上げた賜物だ。

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背後に見える森の斜面にマッチしたシルエットは、花道の流儀で生まれたものだ。美しくもありたくましくもある。それを支える4WDの軽バン、バモスさえもたくましく見えるのだ。

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ほぼシンメトリーなサイドフォルムをみせる上野さんの花いけオブジェには入る事もできる。リアハッジの上に空洞が見えるのがお分かりいただけるだろう。

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もっと近くに寄ってみると、内部はこのような感じ。天気の良い日は、中で昼寝でもしたら、気持ち良さそうだ!と、勝手な気ままなことを思い描いてしまうが、おそらく、ツリーハウスのようなとっておきの過ごし方が他にあるはずだろう。

月明かりに照らされて
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月明かりに照らされた限界号は、いっそう神秘的だ。文明の利器の代表格ともいえる自動車は、本来であればその真逆の存在だ。日本独特の法規制で生まれた軽自動車をここまでミステリアスに導くのは、生け花と融合した最大の成果に思えてしまう。これから限界号は、Katersの相棒として都内を走り回るのだ。まずは、渾身の本作品をCOMMUNE246のエキシビジョンスペースにてお披露目しようではないか。