IKEBANA NOW – DAY2

花道家、上野雄次と限界号の作り方②

  • 2015.5.3

一夜明けて、上野雄次の花いけ限界号の作り方2日目。日の出と共に上野さんの花いけが勢いよく始まっていた。明るくなってみると、思った以上に限界号の外形のフォルムが出来上がっているのがわかった。完成の瞬間が楽しみでならない。
PHOTOGRAPH : YUKO KOTETSU TEXT : SHOGO JIMBO

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朝の光で目を覚ましたら、前日にも増す上野さんのパワフルな花いけが始まっていた。夜露に濡れた限界号や竹で出来た足場が、朝の光に照らされて生き生きと見える。

素材ハンティング
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限界号で使う木や枝は、上野さんが「森と畑の学校」の敷地内を歩き回り見つけてきたもの。花をいけるだけでもかなりの集中力を強いられるはずだが、広大な敷地内を歩き回り、それからクルマの上で花いけをする上野さんの体力は計り知れない。

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船の先端の船首にも見える箇所を仕上げる上野さん。都内への戻りを考えると高速走行も考えられる。となると先端部分はもちろんのこと、かなり頑丈な作りが求められる。クネクネと異なる曲線の織りなす枝と枝を上手に組み込んでいく。

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剣山の役目を果たすベースの木枠をペイント。全体に馴染ませるためだ。

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ペイントがクルマに飛び散らないようにビニールシートでバモスをすっぽりとマスキング。どこか頭髪を染色しているようで可愛らしく見えてしまうのは自分だけだろうか。

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限界号の中は、まだ透き通って見えるがこれから、細かい木々で敷き詰められていく。

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これからさらに細部への作り込みがはじまる。この後も上野さんの素材ハンティングはまだまだ続く。

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ハンティングしてきた新たな素材は即座に足場の上からや内側から生けられる。しかも常にテンポ良く進むのだ。見る見るうちに隙間が埋められていく。

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バモスのルーフキャリアと土台部分はしっかりと固定される。むやみやたらにビスで固定すのではなく、負荷のかかるところを重点的に抑えていくのだ。

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気がつけば、側面はご覧のような出来映え!あくまで限界号のボディ表面
には人工的なビスや金具は使わずに、木々や枝の自然で生まれたひとつひとつの曲線美を上手く組め合わせて編み込んでいる。まるで宮大工のようなのだ。少し透けている後ろの箇所への花いけが終われば、完成だ!

花いけタイムラプス
では、ここまでの花いけをタイムラプスでご覧いただこう。

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