重厚感のある古き良きメルセデスベンツの中で最も使い勝手のよいモデルは、ステーションワゴンのあるミディアムクラスのW124だろう。
神奈川県の川崎に拠点を構えるW124専門店「アローズ」では、W124の中でも最もオーセンティックなアーリーモデルを彷彿とさせる『Arrows Classic Line(アローズ・クラシックライン)』のオーダー受付を2014年12月より開始。
メルセデスベンツ純正色から2色をセレクト
Arrows Classic Lineでは、メルセデスベンツ純正カラーの「プエブロベージュ」とドイツのタクシー専用カラーでお馴染みの「ライトアイボリー」の2色からセレクトできる。メルセデスベンツというと、定番色のブラックやホワイト、シルバーのフォーマルな印象が強いけれど、カジュアルなメルセデスベンツライフを送るには、この2色は一役買ってくれるだろう。ただ単に中・後期型のW124を特定のカラーにオールペイントしただけではなく、アーリーモデル特有のサッコパネルへのモール類の初期化をはじめ、ヴィンテージの域に入りつつあるメルセデスベンツ純正のホイールキャップをコーディネイトしている。
インテリアは、あえてドレスダウンしてアップデート
中・後期型のW124をベース車両とするとはいっても90年代前半に発売された車両になるので、すでに20年選手の車両。丈夫に設計されたインテリアとはいえど、ヤレ具合は個体差が大きい。そこで、ボディーカラーにあわせて全座席のシートはもちろんのこと、ドアパネルにいたるまで、ジャーマンメイドのファブリックを採用し80’sライクなチェックのテキスタイルがインテリアの雰囲気を効果的に導く。さらに通常はセンターコンソールとドアパネルにあるウッドパネルを排除することで、よりプレーンなデザインに落とし込んでいる。
通常であれば、エアバックの装着されているモデルだが、エアバックレスの大口径なアーリータイプのメルセデスベンツ純正ステアリングを採用。細めのグリップが現代のクルマとは一線を画す走りを演出してくれる。
ラゲッジスペースのサードシートは、折り畳んだままで一度も使用することなくW124を手放されたオーナーも多いのでは?Arrows Classic Lineでは、サードシートもチェックのテキスタイルに張り替え。そうすることで、新しい空間が生まれたようにさえ見える。
DRIVE THRUレコメンドのサファリ・ルックとは!?
ステーションワゴンだからといって、むやみにラゲッジスペースに荷物を積むのはスマートでない。むしろDRIVE THRUでは、ルーフキャリアにセットするサファリ・ルックをおススメしたい!
車両持ち込みのオーダーも可能
すでにW124のお持ちのオーナーは、車両を持ち込んでのArrows Classic Lineのオーダーも順次受け付け可能とのこと。レストアを兼ねてリフレッシュしたW124を味わう絶好のチャンスといえるだろう。
【スペック】
Arrows Classic Line(アローズ クラシックライン)
■ エンジン :2300cc, 3000cc, 3200cc ※ベース車両により異なります。
■ シート :アローズ・テーラーメイド・シートパッケージ
■ ステアリング :W124 アリーモデル大口径ステアリングウィール
■ インテリア :アローズ・クラシックライン・オリジナル・センターコンソールユニット
■ ボディ :プエブロベージュ or ライトアイボリー
■ サイドモール :アローズ・クラシックライン オリジナルサイドモール
■ ホイール :15インチアロイホイール+W124アーリーホイルキャップ
■ オプション :アローズ・クラシックライン・オリジナル・ルーフキャリア
■ 車両本体価格 :¥3,500,000〜(税別)
■ 車両本体価格 :¥2,000,000(税別)※車両持込の場合
※ルーフキャリアの小物類は対象外です